Bバージン(12)

モトミは古傷を痛め、選手生命を絶たれてしまう。
そんなモトミを捨てて秋のもとへは行けないユイ。
こんなユイに業を煮やしたラモは、秋が高校時代のユイの同級生で、カメオタクだったことをばらしてしまう。
その上で秋かモトミか選ぶように説得する。
そして、約束の日にユイが現れたのはモトミのもとだった。
しかし、病室の中にはモトミの昔の彼女がいたため、ユイは中に入らずそのまま帰ってしまう。
一方、失意のどん底の秋は…!?今まで互いに好きだと想いながらも、幾度となくすれ違いを繰り返してきた秋とユイ。
そして、沖縄旅行をきっかけにとうとう二人で暮らすことを決意する。
しかし、そんな二人に新たな障害が立ち塞がる。
新しい有明水族館の艦長・樹火滝は、金儲け第一主義でかなり動物たちに無理を強いる。
また、その娘・萌はこの業界の男たちを次々と破滅させてきているらしい。
萌はあの手この手で秋を誘惑しようとするが、ユイのいる秋には通用しなくて…!?有明水族館の館長・樹火滝はドルフィンスタジアムの設立を計画していた。
そのために強いイルカが残り、弱いイルカは捨てられてしまう。
しかも、陰で捨てられたイルカが売肉としてさばかれていた。
秋はその情報をつかもうと行動するが、逆に囲まれてしまう。
このピンチを救ったのはミルの兄・大吉だった。
大吉や上司の和田さんたちと共に、どうにかして樹火滝の裏をつかもうとするのだが、なかなかうまくいかない。
とうとう最後の手段として、萌から情報を得ようと変装した秋が萌に近づくが…!?樹火滝の裏をつかめなかった秋たちは、ドルフィンスタジアムがオープンする前に動物たちを海に逃がすクーデターを計画する。
しかし、このクーデターが成功しても秋は犯罪者になるため日本にはいられなくなってしまう。
クーデターの前日、秋は初めてこのことをユイに告げる。
ショックを受けるユイだったが、秋の思うようにさせることを決心する。
ところが、クーデター当日、秋と大吉の会話が盗聴されてしまい、あと一歩というところで樹火滝にばれてしまう…!?昭和20年編、完結! 復讐の炎に燃えた聖なる夜から数十年。
その答えは現代にあった。
道路は右端を歩き、横断歩道以外で道を渡らない。
安くてうまい“あじの開き”のためなら、足を棒にしても歩きつづける。
本書は、Y大経済学部教授柳沢良則の克明で愉快な記録である。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60019263